最初は暗号ときゲームから

教室では毎回最初に、暗号ときゲームをします。たとえばこんな問題です。よかったら考えてみてください。

上に文字が書かれたマスが9マス、中央に矢印が書かれたマスが3つ、その下に解答欄があります。

これは、コンピュータの論理的な動きを理解するために、紙の上でプログラムの命令を疑似的に再現しています。矢印の一コマ分がプログラムの命令1つ分と見立てて、その通りに動きながら止まった場所の文字を並べると答えになります。

慣れてくるともっとマス目が多い表を使い、上下左右の動きを矢印ではなく数字のプラスとマイナスであらわすような暗号もあります。

プログラムでは画面上の位置や動きを、中央がゼロ点の座標を使ってあらわすので、お子様が初めて触れるマイナスの数や座標を、暗号ときを通して実際に使い、感覚的に理解していくためです。

プログラムを作るときには、中学校で習うマイナスの数や座標の考え方、不等号などがどうしても必要になります。これらも楽しみながら身につけていけるようにと考えています。